「有線接続のほうが無線より絶対キレイなんじゃないか?」
そんな疑問を持ったままでは、快適な無線VRライフに全力で没頭できない。
Meta Quest 2とMSFS(Microsoft Flight Simulator)を愛用している私も、ずっとそのモヤモヤを抱えていた。
検証環境
- ヘッドセット:Meta Quest 2
- 接続方法:Quest Link(有線)
- ケーブル:USB-A to USB-C(約1000円)
- PC環境:CPU : i5 12400f / GPU : RTX4070 / RAM : 32GB
- テストタイトル:Microsoft Flight Simulator(PCVR)
設定調整の流れ
MSFS側の設定
- アンチエイリアス:TAA 125%
DLSSは滲みが出るため不採用。125%は過去の経験でも最もバランスが良かった。 - 地上詳細度:200%
- テクスチャキャッシュ:ウルトラ
- テクスチャ:ウルトラ
- ブルーム:ON(これがないと太陽や水面が不自然になる)
- 異方性フィルタリング:16x
- その他:最低設定
Quest Link側の設定
- リフレッシュレート:72Hz
- 解像度:最大
- 開発者ツールでビットレートを150Mbps → 300Mbpsに変更
これは明らかに効果を感じられた。
Blocked
結果と体感
- 画質:Virtual Desktopより若干シャープだが、差はわずか
- 動きの滑らかさ:有線のほうが安定。これは嬉しいポイント
- 不便さ:ケーブルの物理的存在感が思った以上にストレス
- 総合評価:画質向上の恩恵は小さく、利便性では無線が圧勝
結論
今回の検証で、「有線のほうが画質がいいに違いない」という幻想は解消された。
画質は少し向上するが、その差は日常的な快適さを覆すほどではない。
無線の自由度の高さは、例え座ってプレイする時でも有線を上回る。
数時間かけたおかげで、もう二度とこのテーマで悩まなくて済む。
「やらない理由の確信」も立派な成果なのだ。