有線Quest LinkでMSFSはどこまで高画質化できるのか?3時間の検証ログと結論

「有線接続のほうが無線より絶対キレイなんじゃないか?」
そんな疑問を持ったままでは、快適な無線VRライフに全力で没頭できない。
Meta Quest 2とMSFS(Microsoft Flight Simulator)を愛用している私も、ずっとそのモヤモヤを抱えていた。


検証環境

  • ヘッドセット:Meta Quest 2
  • 接続方法:Quest Link(有線)
  • ケーブル:USB-A to USB-C(約1000円)
  • PC環境:CPU : i5 12400f / GPU : RTX4070 / RAM : 32GB
  • テストタイトル:Microsoft Flight Simulator(PCVR)

設定調整の流れ

MSFS側の設定

  • アンチエイリアス:TAA 125%
     DLSSは滲みが出るため不採用。125%は過去の経験でも最もバランスが良かった。
  • 地上詳細度:200%
  • テクスチャキャッシュ:ウルトラ
  • テクスチャ:ウルトラ
  • ブルーム:ON(これがないと太陽や水面が不自然になる)
  • 異方性フィルタリング:16x
  • その他:最低設定

Quest Link側の設定

  • リフレッシュレート:72Hz
  • 解像度:最大
  • 開発者ツールでビットレートを150Mbps → 300Mbpsに変更
     これは明らかに効果を感じられた。
Blocked

結果と体感

  • 画質:Virtual Desktopより若干シャープだが、差はわずか
  • 動きの滑らかさ:有線のほうが安定。これは嬉しいポイント
  • 不便さ:ケーブルの物理的存在感が思った以上にストレス
  • 総合評価:画質向上の恩恵は小さく、利便性では無線が圧勝

結論

今回の検証で、「有線のほうが画質がいいに違いない」という幻想は解消された。
画質は少し向上するが、その差は日常的な快適さを覆すほどではない。
無線の自由度の高さは、例え座ってプレイする時でも有線を上回る。

数時間かけたおかげで、もう二度とこのテーマで悩まなくて済む。
「やらない理由の確信」も立派な成果なのだ。